【好きがもっと好きになる】140字小説(3本入)

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メールの中の彼女

 

 

同じクラスの女子のメアドをゲットした。

彼女はドラマが好きらしい。

寝る時間は意外と遅い。

あと口癖が可愛らしい。

メールの世界ではすっかり仲良くなった。でも、現実ではその姿を眺めるだけ。

でも、それでもいいんだ。

 

誰かが肩を叩いた。

「ごめんね、昨日寝ちゃって」

「え」

メールじゃ物足りないや。

 

 

 

相談相手

 

 

相談は現実よりもネット派だ。

僕は好きな人について相談している。相談の相手は、親身になって話を聞いてくれた。相談は雑談に変わり、1か月ほど経った。僕らはお互いが気になって、会うことになった。

 

待ち合わせ場所で、僕は気付いてしまった。

好きな人の相談を、本人にしていたことに。

 

 

 

初めての待ち合わせ

 

 

家を出る何時間も前にアラームをセットする。でもいざ準備してみると、慣れない整髪料の扱いに苦労して何度もやり直すんだ。やっと準備を終えて家を出るんだけど車の窓に映る自分の姿を見て、なんか違うってなってまた家に戻る。

 

結局遅刻ギリギリで走って髪型とか台無しになるんだ。これが片思いってやつだ。